- 2009年7月11日 19:50
- 日記
うつ病後、神経質になった夫
30歳代主婦。小さい子どもが3人。夫は2年前、会社でのストレスのためか、うつ病になりました。病院に通い、すっかりよくなりました。ただ、性格が変わり、今は過剰なほど神経質です。子どもの遊び方から私の掃除の仕方まで文句を言い続けます。少しでもゴミが落ちていると怒ります。夫がテレビを見る間は、静かにしていないといけません。唯一、夫が落ち着くのは実家で至れり尽くせりのお義母(かあ)さんといる時。別人のように優しくなります。時々お義母さんを家に呼び、機嫌が少しでもよくなるよう努めているのですが......。
子どもが思春期になれば、男親の役割も大きくなります。しかし、今のままでは不安。夫に子どものことを相談することすらできません。夫とうまくやっていくにはどうすればいいのでしょうか。(京都・T子)
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うーむ。これはもう細かいとか神経質のレベルを超えて、まるで暴君のような感じですね。いくらうつ病の後でも、こんなに腫れ物に触るように扱わないといけないケースは、それほど多くないんですが......。それにしても私が感じ入るのは、あなたの優しさ、懐の深さです。ここまでわがままし放題でも、お手紙にはだんな様に対する怒りや嫌悪の情があまり感じられず、いつも静かに心がけ、機嫌をうかがい、どううまくやっていくかに心をくだいておられる。普通はこんなにできません。
ただあえて言えば、あなたがあまりにもだんな様の行動を受け入れすぎて、彼も自分の問題点に気づけないでいるのかもしれない。だんな様は完全に子ども返りして、あなたに甘えている。つまり家には4人の小児が居るみたいなもの。これでは男親の役割なんて無理。一度、今の状態がいかに大人として恥ずかしいか、真剣に伝えてあげることが必要に思えます。それには「私はここまで出来るが、これ以上は無理」「あなたがこれをやってほしいのなら、その分これはやって」という条件取引をする。これでハッと我に返ってほしいです。もともとは良い性格のだんな様だったんでしょうから。
(野村 総一郎・精神科医)
引用元:読売新聞
メンタルヘルスの病はいろいろな症状が出てきます。
今回のケースですと「神経質」「攻撃性・凶暴性」「幼児退行」が見受けられます。
どれもうつ病のときに、よく見られる現象ですが、いつも一緒にいる家族にとっては時に我慢できなくなり、逃げ出したくなることもあるでしょう。
愛する伴侶が病気になってしまったら、それを支えるのが妻の役目とういうのは異を唱える者はおりません。
しかし家族を守るために無理をし過ぎると、自分自身もうつ病になってしまいます。
そんなときにはこの記事のように真剣に患者本人と話し合うことが必要です。
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